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内見前に準備しておくといいこと?
家探し(建売・中古戸建・中古マンション)においては内見は必須となります。
そこで今回は内見前に事前に準備しておくとよいものをお伝えいたします。
①引越しの際、新居に持っていく家具・家電のサイズを測っておく
②引越しの際、新居に持っていく家具・家電の写真を撮っておく
③引越しの際、新規で購入する家具・家電のサイズのイメージを持っておく
①③についてはイメージが付くと思いますが、②の写真を撮っておく事の理由について説明します。
写真を撮っておく理由とは
普段の生活で使っているので何となくの色合いは覚えておられる方がほとんどですが・・・
意外と細かい色合いやデザインは覚えていないものです。
建売や中古住宅は「床の色」や「壁紙のデザイン」は見て頂く(頂いた)ものでお引き渡しとなりますのでお手持ちの家具家電の色合いと合わない事が多々あります。
そこで写真を撮っておけば現場で見ながら合わせることが可能という事で写真を撮っておくことをおススメしております。
サイズメモサンプル
筆者が引越しの際に作成したサイズメモのサンプルです。
よろしければダウンロード・印刷してお使いください。
内見当日持っていくとよいもの
では当日は何をもっていけばいいのでしょうか?
代表的なものをご紹介いたします。
メジャー
家具等がどのように配置が出来るか確認が取れます。
メモ
上記で紹介した家具家電のサイズを記入したメモ。
スマホ(カメラ)
現場の写真を撮影しておくと後から見直せます。
1/100サイズの間取図
事前の予約が出来るのであれば建築確認申請時の間取図を用意できれば変更箇所やコンセントの位置を落とし込めます。
マスキングテープ
家具の配置を現場で確認するときの目印となります。
これがあるだけで圧倒的に生活のイメージを付けることが可能です
CMAPアプリ
スマホにダウンロードして頂いておけば、現地でハザードマップを確認頂ける非常に便利なアプリです。
出来ればこれら5点(6点)を持って内見に行ければあとで見直しも可能ですし、家具家電が入らないなんてこともないと思います。
内見当日に確認することは?
周辺環境の確認
立地によって異なるのですが・・・
例えば学校の近くの物件であれば、土日の内見よりも平日の内見の方がチャイムの音等確認できるので良いでしょうし線路の近くであれば、電車が通るのを確認するまで滞在した方が良いと思います。
また中にはスーパー隣接の物件もあるでしょうから、その場合は土日の混む時間(夕方くらい?)の方が車通りを確認ができると思います。
こちらのコラムでも書きましたとおり、「雨の日の内見」も水はけの確認には非常に有効です。
家具家電の配置の確認
・冷蔵庫:床下収納の蓋部分に被らないか?最悪の場合床下収納が使えない可能性があります。
・洗濯機:洗面台横のスペースに収まらない場合がありますので必ず確認する必要があります。
・ベッド:同じ8畳でも縦長の8畳と正方形の8畳とではベッドの配置が出来ない場合が御座います。
特に主寝室はバルコニーにつながっている事が多く窓に寄せることが出来ない状態です。
・ウオーターサーバー:コンセントの兼ね合いもありますので位置関係を確認する必要が御座います。
・タンス・机:タンスはクローゼットで代用可能ですが・・・先に処分できれば引越費用を節約できる
可能性があります。また机については、レイアウトを確認しないと窓をつぶす可能性がございます。
コンセントの位置・数の確認
各種レイアウトの確認が取れたら、コンセントの位置や数が十分か確認しましょう!
特にスマホ等の充電をベッド周辺で行う方が多い事やお子様の学習机用のコンセントが近くにあるかは最低限確認する必要があります。
また、フードクッカー等のキッチン家電を多用される場合はキッチン周りにコンセントがあるか?または増設可能かを確認してください。
周辺施設やハザードマップの確認
周辺施設はGoogleMAP等で現地から確認し歩いてみるとアップダウンなども確認が取れるのでいいでしょう。
ハザードマップに関してはこちらのコラムで書きました【CMAP】というアプリが非常に便利です。
位置情報をONに(許可)して頂きますと物件現地のハザード状況が確認頂けます。
資金計画の確認
内見して、希望のオプション工事等がある程度見えて来ましたら資金計画の確認をしましょう。
無理のない資金計画なのか?住宅ローンを利用の場合は現実的な金利での計画書なのか?本当にその費用は支払う必要のある費用なのか?(詳しくはこちらのコラムでご確認ください。)
申込みを行ってからでは大きな損をする可能性が御座います。
いい物件は早いもの勝ち
「お客様が良いと思う物件は他の方も良いと思う」と思ってください。
業界経験20年以上の筆者の経験から言うと、「今まで全然反響が無かった物件であっても反響がある時は重なって反響があり複数の申し込みが入ることが多い」という事です。
なので
他の方に取られるのが嫌なら極力1回の内見で判断できる準備をしておく必要があるという事です。
まとめ
・事前に家具家電のサイズや写真をとっておくと内見時にイメージが付きやすい
・内見時に家具家電のレイアウトを考えるとコンセント等の位置や数が考えられる。
・内見は物件の中だけでなく周辺の環境・施設・ハザードマップを確認しておく
・いい物件は早い者勝ち、極力1回の内見で判断できるよう事前準備が大切である。
一生に一回の買い物といわれる不動産購入。後悔のないように事前準備をしっかり行いましょう