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埼玉県における自然災害り災統計発表!

埼玉県過去10年の自然災害における罹災状況は?

ここでは、総務省統計局が発表している「日本統計年鑑」に基づき過去10年間(H25年~R4年)のデータに記載されている全国の罹災件数と埼玉県の罹災件数を比較してまいります。

特筆すべきは3項目

当然自然災害における罹災数ですから年度毎に比率は変わってくるのですが・・・
特筆すべき項目は「人的被害の負傷者」「建物被害の床上浸水」「建物被害の床下浸水」の数だと思います。
特に床上浸水は全国比1割近くを占めているのですが、河川の罹災箇所は全国比0.3%と非常に低い数値となっております。
河川の罹災数が0の年でも床上・床下浸水の被害があった年が多いということは、大雨による冠水被害で床上・床下浸水の被害にあったのではと推測できます。

ハザードマップで解るから大丈夫?

確かに河川氾濫時の浸水想定高さはハザードマップで判断可能です。
不動産会社の営業マンでも勘違いしている方が多いのですが・・・
ハザードマップで示される「想定最大規模の降雨」は、「1000年に一度の大雨」ではなく「1年間に発生する確率が1/1,000(0.1%)のレベルの大雨」を指しております。
1/1,000ってどれぐらいの確立なのかと申しますと、コイントスを10回して10回とも表(裏)が出る確率が1/1,024ですからかなり低い確率を想定しております。
余談ですが、年末ジャンボの5等の当選確率も0.1%となります。

内水ハザードマップは?

多くの自治体は水防法に基づき、想定し得る最大規模の降雨(例:1時間に153ミリメートルなど)を条件として、下水道管や水路からの浸水をシミュレーションして作成されています。
実はこれも大半の不動産会社の営業マンが理解していない部分なのですが・・・
「1時間に153mmの雨量は、日本の気象観測史上の最大1時間降水量記録」なのです。
ちなみに千葉県香取市(1999年10月27日)と長崎県長崎市の長浦岳(1982年7月23日)で記録しております。2000年以降で最も多かったのは、熊本県甲佐町(2016年6月21日)での「150.0ミリ」で歴代では4位タイでした。
ということは、内水ハザードマップ作製時の最大規模の想定雨量は2000年以降は降っていないということになり実は安心材料としてはあてにならないハザードマップなのです。
2000年以降でも床上浸水になっている箇所でハザードに該当していない場所もあります。

埼玉県は雨水の排水設備が脆弱である

下水管に流すので大丈夫なのでは?と通常は思いますが・・・
雨水の放流には下図のように分流式と合流式の2種類の方法が御座います。

下水の排除方式(分流式)

下水の排除方式(合流式)

分流式の方が雨水を直接河川に流すので大雨の際の処理能力は高いのですが、埼玉県において分流式を採用している自治体はまだ少なく、さいたま市(一部)、所沢市、鴻巣市、入間市、志木市、富士見市、三芳町、新座市、和光市、東松山市が採用しております。

逆を言えばそれ以外の地域は下水・雨水の処理能力がそれほど高くないということです。

じゃあ何を見ればいいの??

建物は基本的には同じ

これだけ異常気象が多いと筆者も同じことを思います。
気休めかもしれませんが・・・
フラット35対応の新築一戸建てを前提に考えますと「地面から基礎の上端まで」または「地面から土台下端まで」40cm以上が最低基準となっており、仮に地面から基礎の上端まで40㎝と考えると下図の通り基礎上端の上には基礎パッキン(厚さ約2cm)+土台(10.5㎝~12㎝)+下地合板(約2.4㎝)+フローリング(約1.2㎝)御座いますから、最低でも地面から約56cmの高さが床上ということになります。

道路面からの高さという事であれば、駐車場が取れている建物であれば道路面から基礎部分の地面の高さが最低でも5㎝程度は上がっているでしょうから約60㎝は床上まで最低確保されているということになります。

立地はどうなの?

当たり前の話ですが、「水は高いところから低いところに流れる」ということです。
分譲地を例にすると下図の赤線の様に水は公道に向かって流れるということになり奥の区画の方が地面は高くなっているということになります。

水の流れる勾配は水勾配と言われており道路における水勾配は、一般的に横断勾配で2%、縦断勾配で5%程度が基準とされます。わかりやすく説明すると2%の勾配なら1mで2cmの高低差ということになります。
上の区画であれば公道面を±0とするなら一番奥が約30m程度の距離となりますので約60㎝地面が上がっている計算となります。
また周辺の側溝の中の状況も大切です。
側溝に泥などが詰まっている状況ですと本来の排水機能は発揮できません。
床上・床下浸水などの被害を第一優先に考えるのであれば奥の区画を買うのがベストということになり一概に角地だから良いと言う訳ではないのです。

何を見ればいいのか?
具体的には下記3点となります。

〇前面道路の勾配
〇周辺の側溝のメンテナンス状況
〇土地の水はけ

上記の確認を行うには、降雨時の現地確認(内見)しか難しいと思いますので、こちらの記事でも記載いたしておりますが弊社では雨の日の現地確認(内見)をおすすめしております。

「せっかくの内見のご予約、雨の日で・・・」というのは素人営業マン

多くのお客様はポータルサイト等から電話・メールで内見予約をされるかと存じます。
内見当日雨だったとした際、「雨で日当たりが・・・」「折角の内見なのに雨で・・・」「雨が降っているので外の確認が・・・」という営業マンもいるかと思います。
不動産歴20年超の筆者からすれば・・・素人の意見です。
何故か?
雨の日の日当たりって一番条件の悪い時でありその時に室内が明るければ晴れの日はもっと明るいということになりますし、土地の水はけや側溝の水の流れ、前面道路の勾配の確認は雨の日が一番適しているからです。
雨の日を狙って事前に予約を入れることは難しく当日雨が降っていることは、むしろ幸運であると思ってください。

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100点満点の土地は、ほぼ出会うことはないと思います。
ハウスメーカーでもよく「70・80点の土地で皆様決められています。」という言葉を聞かれるかと思います。
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