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雨の日に内見・現地確認??

雨の日は現地確認や内見というより家で動画を視聴したり室内施設でお買い物を・・・という気持ちになると思います。
弊社でも雨の日は内見当日(前日)にスケジュール変更のご連絡を頂戴する事が多くあります。
では本当にそうなのでしょうか?
考え方は様々ありますが、弊社の考え方としては「雨の日こそ内見・現地確認するべき」とお答えしております。
では何故雨の日に内見・現地確認すべきかと解説いたします。
雨の日に物件を見る意味

ズバリ!!雨の日にしか確認できない部分を確認するためです。
確認ポイントを5点ほど記載し、各ポイントの解説をしていきましょう
確認するべきポイント
●日当たり
●水はけ
●交通状況
●騒音
●道路の凹凸
それでは各ポイントの解説をしてまいります。
日当たり
晴れた日は当然内見や現地確認に行かれる方が多いのですが、雨の日は当然日が出ていないため、最悪の状況での日当たりを確認していただけます。
これからの季節一年の中で最も日当たりが良い時期になりますが一年中同じ日当たりというわけでは御座いません。気温の下がる冬場は当然日当たりは夏と比較し悪くなります。
この時期の雨の日は、比較的冬場の日当たりに近い為おすすめしております。
水はけ
これは、雨の日しか確認できない項目です。
物件敷地内だけでなく、周辺敷地の水はけの状況を確認しておくほうがより良いでしょう。
特に注意してみるべき点は
●土(砂利)の外構部分(近隣住戸)
●側溝の水の状況(スムーズに流れてそうか)
●前面道路の水の流れ(どちらが下がっているか判断)
の3点はチェックしましょう。
交通状況
建築可能な土地は必ず4m以上の道路(セットバック等の例外あり)に2m以上接している必要が御座います。
ということは、大小問わず車の往来はあるはずです。
雨の日は、当然傘をさして歩くはずですから歩道の幅員や道路際の水たまりの状況を確認しておくとよいでしょう。
騒音
雨の日はタイヤが水をかき上げる音が晴れの日より大きくなります。
最近の住宅はペアガラス以上のサッシとなっておりますのであまり気にする必要はないとよく言われるのですが・・・そもそもペアガラスは防音のための考えられたものでは御座いません。単に副産物として遮音効果があるだけです。深夜にトラックなどの大型車両が通行するような場所(直線状にコンビニエンスストアや飲食店がある、抜け道などによく使われる)ですと流石に音は気になる方もお見えです。
道路の凹凸
これはある程度理解いただけると思います。
凹凸があると、当然水はねが御座いますし、トラックが通る道路の場合は荷台が揺れることで騒音のもととなってしまします。水はねが多いような場合、せっかくコストをかけて綺麗に作った門扉等汚れるもとにもなります。
上記5点が雨の日でしか確認できない部分となります。
確かに雨の日に確認をしてから申し込みをとなると他の方に先を越されたという状況もあるかもしれません。
ですが、これからの梅雨の時期は比較的雨の日が多くなりますが、逆に良い土地を見つける良い時期でもあります。
物件探しは足を使って行ってください。
ここ数十年でインターネットやバーチャル環境が発展し現地に行かなくても大まかな物件内容は判るようになってきました。特に360度カメラが不動産業界に普及し室内の状況が確認できるようになったり、ストリートビューで周辺環境が確認できるようになりました。
とはいえ、日照・通風・騒音・振動は現地でしか確認できず、不快に感じるレベルは人それぞれです。
どれだけデジタル技術が発展しても、その敷地や建物で生活するのは人ですからその物件が自分にとって本当に良いものなのかは現地へ足を運ばないと感じ取ることは出来ません。
不動産会社の営業マンの中には、契約数確保のためネガティブな部分を伝えず良いところだけ伝えている営業マンが多いのも事実です。
すべて(日当たり・立地(駅距離や学区)・広さ(面積)。価格など)が希望条件に見合った(100点満点)の物件は10年に一度出会えるかどうかぐらいの確立だと思います。
前回の記事でも書きましたが、優先順位をつけることが重要です。
土地や建物の条件妥協したくない・・・

妥協はしたくない・・・大きなお金を使って購入する訳ですから当然だと思います。
とは言え、不動産会社が言うのもおかしな話かと思いますが・・・ある程度譲歩出来ないと理想通りの物件を見つけることは宝くじを当てるようなものだと思ってください。
坪単価100万円のエリアで【〇〇学区で50坪以上の整形地で予算2000万円まで】とあまりにも相場とかけ離れた希望条件であれば当然物件を見つけることは不可能に近いですし、エリアと広さを重要視するのであれば極端な話予算は青天井だと思ってください。逆に予算を重要視するならエリアか広さは妥協する必要が御座います。
土地購入から注文住宅を検討されているお客様なら、更に妥協を強いられる可能性が御座います。
建物の予算も青天井に上げていくことが可能だからです。
とはいえ、住宅ローンを借りられる場合は年収倍率等によって上限が決まっている訳ですから無限大に自己資金や両親からの援助がない限り予算には限りが御座います。
要は【家(土地)に対してどれだけのものを求めるか】が重要です。
断熱等の性能部分を最重視する方、立地と予算を重要視する方、広さを重要視する方様々お見えです。
お車と違って残価設定型の住宅ローンは御座いませんし背伸びをした物件を買ったお客様は最近ニュースでも取沙汰されているように少し金利が上がっただけで住宅ローン破綻といったケースもございます。(ローン残高で売却できればいいのですが・・・築年数が新しい場合かなり厳しいと思います。)
ローン破綻しない為にも・・・
例として4,000万円(土地1,500万円・建物2,500円・自己資金は諸費用分)の物件を0.5%の変動金利35年返済ボーナス返済なし・月々約10万円の返済で購入した場合
1年後の残高は約3,895万円
2年後の残高は約3,789万円
5年後の残高は約3,470万円
10年後の残高は約2,920万円
これは途中で金利が上昇していない場合の残高で早いタイミングで金利が上昇していた場合、これ以上の残高となります。
土地1,500万円のエリアといえば、新築の建売住宅が3,000~3,500万円以下で購入できるエリアであり注文住宅とは言え築5年の中古住宅と新築と比較した場合、土地が広いなどのアドバンテージがない限り新築建売よりも高い金額での売却は厳しいでしょうし築年数が経てば経つほど売却額も低くなります。
木造住宅の法定対応年数(減価償却の年数)は22年と定められておりますからこの時点での残高をみると約1,560万円(金利の上昇が一度もなかった場合)で購入時の土地価格とほぼ同じとなります。
上記のシュミレーションを見ておわかりになられるかと思いますが【背伸びをして購入したら後悔する可能性がある】と思ってください。
黒字の大企業でもリストラを行っている会社もございますし、さらにお子様が生まれるかも知れません。昭和の時代のように終身雇用で年功序列で役職が上がり昇給何てことも少ないのではないでしょうか?
弊社では
未公開物件情報や将来考えられるリスクや無理をしない物件のご提案(コンサル業務)を無料で行っております。
メールでのご相談のみでも受けつけております。
(他社では電話や対面相談で3万円(成約時に仲介手数料から相殺)なんて会社もあるようですが・・・そもそも不動産会社の本分は物件を購入(賃借)していただいて成功報酬として仲介手数料を頂戴するのが本分であり、その手前でコンサル業務があると認識しております。)
お気軽に下記フォームまたは公式LINEよりご相談ください。
