今回は物件を内見する際のポイントをご案内いたします。
ここでは、基本的な全種別共通の下記ポイントは省略して解説いたします。
- 日当たりや眺望、においや音は?
- 周辺環境は?
- 収納量は十分か?
- エリアは問題ないか?(駅までの距離・通学時間等)
内見時ポイントと事前準備や当日の持ち物は?
内見時のチェックポイント
- ・コンセントの位置や数は充足しているか?
- ・ブロック・フェンスはどちらの持ち物なのか?(境界の確認)
- ・お手持ちの家具・家電が設置できるか?
- ・マンションであれば、駐輪場やバイク置場をチェックしましょう。管理状況を想像できます。
- ・ゴミ置場の場所。
- ・お子様がお見えのご家庭であれば通学路の交通量も見ておくといいでしょう。
- ・分譲地の場合、前面道路は公道か私道なのか?(下記に理由を明記しておきます)
内見時のNG行為
- ・水道の利用:水ジミ(特にキッチン)が出来るので、水道の利用は控えましょう。
- ・トイレの利用:流石にこれは中古物件でも絶対NGです。
- ・新築一戸建ての場合、駐車場(コンクリート)に直接駐車するのはタイヤ痕が付くのでNGです。
(不動産会社の営業がOKする場合が御座いますが、考えてみてください自分が購入した新築の駐車場に他人のタイヤ痕が付いていたときのことを・・・それをOKとする営業マンとしての資質を疑います。真っ当な営業マンですとブルーシート等を敷いて養生します。)
事前準備
物件探しを行うということは、お引越しを検討されていると思いますので最低限下記の物のサイズをメモしておくといいでしょう。
- ・冷蔵庫:幅・高さ・奥行
- ・洗濯機:幅・奥行
- ・タンス(クローゼット):幅・奥行
- ・カップボード(持っていかれるなら):幅・高さ・奥行
- ・ダイニングテーブル:幅・長さ
- ・TVボード:幅
- ・ベッド:幅・長さ
持ち物は?
- ・スマートフォン(写真を撮っておくため)
- ・事前準備しておいたサイズのメモ
- ・メジャー(不動産会社が持ってきていない事を想定して)
前面道路について
内見時のチェックポイントにも記載いたしましたが、分譲地の場合前面道路が公道か私道かは注意しましょう。私道だからこの物件はダメということは全くありません。分譲地内の道路は私道(建築基準法上の道路)となっている事が大半です。ただしデメリットとなる部分もあることも事実です。
不動産会社によっては、契約時まで伝えない会社も御座いますので注意が必要です。
私道の場合デメリットもありますので、予め説明および理解しておく必要があります。
これは販売図面でも確認して頂けますので、自己防衛策として物件探しの時にお役立てください。
公道か私道の見分け方
公道の場合
- ・概要部分に前面道路の記載部分の確認し○○側公道(市道)○○mと記載されている。
- ・区画図(区割図)に公道○○m等の道路表記がされており、該当物件がその道路に接している。(※)
私道の場合
- ・私道ないし協定道路や開発道路○○㎡持分〇/〇と記載されている。
- ・〇号棟・〇号棟共有部分ありと記載されている。
- ・持分〇/〇との記載されている。
私道のデメリットと注意点
分譲地は同じ位の時期に新規にお引越しされてくるのでご近所つきあいや子育ての面では非常に魅力的です。
私道(開発道路)の場合、道路の補修等を行う際、持分を持っているご家庭で補修する必要が御座います。
ここで一点注意が必要です。公道に面している区画を購入され私道を使用していないからと言って持分をお持ちの場合、費用負担をしなければならない場合が御座います。
ただし、私道(開発道路)の場合、あまり他の車が入って来ない道路でもありますので、お子様が家の前で遊ばれていても比較的安心である事や防犯面ではメリットとなります。
メリット・デメリットを十分理解したうえで物件探しをしてください。
弊社では特定の物件を購入して頂く・早く契約して頂くといった様な営業スタイルをとっておりません。
自分たちが住みたいと思わない物件は、その理由を明確にお客様にお伝えしお客様が納得いくお家探しをお手伝いさせて頂きます。