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日銀政策金利利上げの影響は?(8月4日追記)

政策金利アップの影響は?

日銀は31日の金融政策決定会合で、0〜0.1%としている政策金利を0.25%に引き上げると決めました。

株価が下落傾向になる

利上げによって資金調達のコストが増大すると、企業は新規借り入れや設備投資を控える傾向にあります。それによって事業の拡大や新規市場への参入が困難になると、経営基盤の成長や収益性の向上は見込めません。
そうなると、投資家はリスクを恐れて株式を手放す動きが広がり、株価が下落方向へ傾くというのが基本的な関係性です

物価が下がっていく

中央銀行が利上げを行う目的のひとつは、金融引締めによる景気の抑制や物価の安定です。物価を決定する要因のひとつは需要と供給の相互作用であり、ある商品の需要よりも供給が多い場合、その価値は相対的に低下します。
そのため、利上げによって消費が抑制されれば、商品の需要鈍化と供給過剰によって物価も下落します

住宅ローンの利息の支払いが増える可能性がある

住宅ローンは返済期間中に金利が変動しない「固定金利型」と、定期的に金利を見直す「変動金利型」の2つの金利タイプに大別されます。

日本の住宅ローン市場では変動金利型を利用している消費者が大多数であり、短期金利が引き上がることによって利息の支払いが増える可能性があります。

為替に影響を与える

利上げは、通貨の金利差によって為替にも大きな影響を与えます。たとえば、ドル円相場は必ずしも日米金利差に応じて変動するわけではありませんが、その動きには大きな相関関係があります。
お金は金利の高い国や通貨に流れるのが一般的な原理であり、日本銀行が利上げに踏み切った場合、円安に歯止めをかける契機となるかもしれません。

住宅ローンへの影響は?

今回7月31日に決定致しましたので銀行が短プラを8月より引き上げ、9月までに住宅ローンの基準金利に反映させる可能性があるでしょう。

実際、2023年7月に日銀が長期金利の上限を0.5%から1%まで容認すると発表したときには、9月に長期金利が0.7%超まで上昇しました。それに伴い、メガバンクも9月の住宅ローン固定金利を引き上げたという経緯があります。

上記を踏まえると、2024年7月に追加利上げが行われたので、9月以降に変動金利で住宅ローンを新規借り入れ予定の人は、利上げの影響を受ける可能性が高くなるでしょう。
実際三菱UFJ銀行は変動金利の基準の基となる短期プライムレートを現行の年1・475%から1・625%に引き上げると発表しており、変動金利についても10月1日より変更になる(借入金利は9月30日に発表)としております。

2024年8月2日追記
また住信SBIネット銀は5月に他行に先駆けて短プラを0.1%引き上げており、10月からさらに0.15%を引き上げる。上昇分は2025年1月からローン金利に反映される見通し。(日本経済新聞記事より

変動金利の今後の流れとして、恐らく金利は上昇するのでは?と弊社では考えております。

短プラ引き上げ金融機関(8月4日追記)

三菱UFJ銀行・・・0.15%引き上げ(1.625%に)
りそな銀行・・・0.15%引き上げ(1.875%に)
三井住友銀行・・・0.15%引き上げ(1.625%に)
みずほ銀行・・・0.15%引き上げ(1.625%に)
三井住友信託銀行・・・0.15%引き上げ(1.625%に)

不動産購入への影響は?

2023年9月固定金利上昇時の状況から推測すると、9月末までの期間において駆込み需要が発生し物件の動きは活発になるのでは?と思っております。
またこの時期は多くの企業が中間決算時期となっておりますので9月末までのお引渡しを前提に価格変更や様々なキャンペーンを実施しております。
前回の経験からすれば、
【いい物件はすぐに無くなる】
【決断が1日遅れただけでも買い逃す】

と言ったお客様が多数見受けられました。

駆け込み需要に対応する(買い逃さない)為には?

不動産購入において契約までにいくつかステップが御座います。

・お問合せ
・ご内見
住宅ローン事前審査
お申込み(購入申込み・買付)
・事前審査承認
・ご契約

基本現金一括購入の方・値引き交渉なしで購入の方以外は契約まで物件の販売活動を止めれらないと思ってください。
上記のお申込みとは、あくまで購入の意思表示であり価格の交渉や契約希望を伝える書面です。
当然売主としては、値引き交渉のある方と無い方だと無い方を優先したいですし、住宅ローンの審査が通っている方・現金購入の方と通っていない方だと審査を通っている方・現金購入の方を優先します。(契約前に事前審査の承認を取っている事を求める売主も多数御座います。)

そこで

物件を決める前に事前審査の承認を取っておく事をお勧めいたします。
事前審査時と本審査時で物件が変わっても大きく結果が変わるような事は御座いません
ただし
借入額が増えた場合は再審査となります。
わかりやすく言えば、銀行側が月10万円の返済額で審査し、問題ないと判断した方は9万円は払えるが11万円になった場合は支払できるかわからないので再度11万円の支払いとして審査すると言う事です。
よって事前審査をご年収や他の借入状況から考えた時の理論上の借入上限額にて審査し借入枠を取っておく事が重要です。

新築住宅といえども

日本国内では【新規の埋立地】【山を切り開いた土地】以外は基本誰かの所有地であり自動車で言えば【中古車と同じ一点物】です。

・立地
・間取り
・価格
・日の当たり

を考えればご理解いただけると思います。
同じ分譲地内でも隣接した既存住戸等によって日当たりは変わりますし、間取りや価格も変わってまいります。
一点物である以上、駆込需要や繁忙期での物件購入において即断できないお客様は残念ながら買い逃されるパターンが多く、買い逃したときに同じ条件の物件探しはかなり難しく妥協して購入するしかなくなる方が多々お見えです。
確かに大きなお金が動きます一生に一回の買い物と言われている不動産購入ですが一生に一回の買い物だからこそ決断が遅く他の方に一番ベストだった物件を買われる(先を越される)方が後悔するのでは?と思っております。

まだまだ暑い日が続きますしお子様の夏休み等でお休みに時間が取れない状況かと思いますがお家の購入を考えられているお客様は駆込み需要が始まる前に仲介手数料無料で購入頂ける弊社にお気軽にお申し付けください。