

変動金利とは?
変動金利とは文字通り経済情勢や金融政策によって変動するものであり、ほとんどの銀行が年2回(4月と10月)金利の見直しを行い、毎月の返済額の見直しは5年に1度であるのが一般的です。
また多くの金融機関は、見直し後の返済額を見直し前の1.25倍までとしています(125%ルール・5年ルールある場合)
そしてこの変動金利の金利が決まる上で重要なのは日銀で公表されている短期プライムレートでこの短期プライムレートは日本銀行の政策金利に大きく影響を受けるため、今回の政策金融緩和(マイナス金利解除)で住宅ローン金利が変わると騒がれているのはこれが原因となります
短期プライムレートは多くの金融機関の変動金利の基準金利に連動していますが、残念ながらネット銀行系の金融機関はほとんどが短期プライムレートに連動していません。(簡単に言えばネット銀行系の金融機関は金利を操作しやすい状況をそもそも造り上げているため上げるも下げるも金利操作は経営状況に連動する可能性が高い)
実はネット銀行で短期プライムレートに連動している銀行は住信SBIネット銀行のみとなります。
変動金利の選び方
変動金利で借入れした際、当然金利上昇のリスクを負う形となりますがやはり固定金利と比べて圧倒的に低い金利は魅力的です。
目先の金利で選んでしまうと金利上昇時に月々の負担額が増える可能性が御座いますので理解したうえで金融機関を選べるようご説明いたします。
借入時の金利だけに目を向けないでください。
例としてauじぶん銀行と住信SBIネット銀行で比較しましょう
銀行名 | auじぶん銀行 | 住信SBIネット銀行 |
基準金利 | 年2.341% | 年2.875% |
金利引下げ幅 | 年-2.012% | 年-2.577% |
最優遇金利 | 0.329%~ | 0.359%~ |
ポイントは金利引下げ幅です。
当初は基準金利が低いauじぶん銀行の方が金利が低いですが基準金利が0.5%アップした場合はどうなるのでしょうか?
金利引下げ幅は住宅ローン契約時に【金利が上がろうと支払い完了まで引下げ幅分をマイナスします】という契約を致します。
仮に基準金利の差は同じまま10年後に各行0.5%金利が上がった場合のシュミレーションを行ってみましょう。
銀行名 | auじぶん銀行 | 住信SBIネット銀行 |
基準金利 | 年2.841%(2.341%から0.5%アップ) | 年3.375%(2.875%から0.5%アップ) |
金利引下げ幅 | 年-2.012% | 年-2.577% |
適応金利 | 0.829%~ | 0.798%~ |
3,000万円の借入を行った場合、上記シュミレーションを基(11年目以降金利の上昇が無かったものと仮定)に月々の支払額と支払総額を比較します。
auじぶん銀行
当初10年月々の支払額・・・75,629円/月
11年目以降の支払額・・・・80,400円/月
支払総額・・・・・・・・・33,195,758円(利息総額3,195,758円)
住信SBIネット銀行
当初10年月々の支払額・・・76,020円/月
11年目以降の支払額・・・・80,215円/月
支払総額・・・・・・・・・33,187,109円(利息総額3,187,109円)
となります。いかがでしょうか?
10年目の金利アップだけでも月々の支払金額が逆転致します。
弊社ではお客様に最適な住宅ローンを上記のようなシュミレーションを基にご説明しております。
住宅ローンの相談だけでも問題御座いませんのでお気軽にお申し付けください。