新築一戸建て・リノベーション物件をメインで取り扱っている弊社だから解かるメリット・デメリットをお伝えします。
目次
新築一戸建てのメリット・デメリット
新築一戸建てのメリットは?
新築にこだわる方が多いのは、最新の設備や安全性の高さなど、さまざまなメリットがあるためです。そのメリットを具体的に解説します。
- メリット①・・・新しい設備の家に住める
基本的に新築住宅は建築が決まってから設備や建築材などを発注するため、最新の設備や建材が使われています。住宅の設備は、メーカーの努力により進化を続けており、断熱性や防音性も高く、水回りも使いやすいなど快適です。住宅の新しさは住みやすさに直結する要素です。 - メリット②・・・耐震基準が最新で安全性が高い
新築住宅は中古住宅と比べ柱や梁などの劣化がなく、最新の耐震基準で建築されるなど、高い安全性が魅力です。2016年4月に発生した熊本地震では、被害が大きかった益城町において、新しい住宅ほど損傷の割合が少なかったとの調査結果が出ています。
法律による耐震基準だけでなく、建築材の耐震性も上がっているため、新築住宅では地震への不安を軽減し安心して暮らすことができます。 - メリット③・・・税制上のメリットを受けられる
新築住宅は中古住宅と比べて税制上のメリットが大きいのも魅力です。例えば、多くの方が利用する住宅ローン控除は、新築住宅の場合、所得税が最大で年35万円控除されます。中古住宅では最大で年21万円ですので大きな差があります。さらに、中古住宅の控除期間は10年であるのに対し、新築住宅は13年です(2023年5月現在)。
その他にも新築住宅は、購入後3年間の固定資産税50%減免、登記の際の登録免許税軽減など、さまざまな優遇措置を受けられます。新築住宅か中古住宅かで悩んでいる方は、税制上のメリットも考慮して検討するのがおすすめです。 - メリット④・・・ランニングコストを抑えられる
中古住宅は新築に比べて販売価格が安いのが一般的ですが、目先の安さにつられて購入すると、修繕費や設備の交換費用で大きな出費が発生するケースがあります。
新築住宅は耐久性の高い最新の建築材で建てられており、すぐに修繕が発生しないため、ランニングコストを抑えられます。購入費用は高くなりますが、修繕費など長期的な費用を考慮すると、一概に高いとはいえません。 - メリット⑤・・・建物の保障期間が長い
新築住宅の保証期間は、法律としては新築住宅を引き渡したときから10年間とされています。つまり、新築住宅の引き渡しから10年経つまでの期間内に何かしらの欠陥が見つかった場合は、建築会社が責任を負わなければなりません。
詳しい保証範囲は、こちらで確認することが可能です。
新築一戸建てのデメリットは?
新築住宅は中古住宅に比べて値段が高く、入居後の価値の低減を考慮する必要があります。新築のデメリットを具体的にご紹介します。
- デメリット①・・・中古住宅に比べて値段が高い
リノベーション物件との比較とはいえ購入価格が高額になります。 - デメリット②・・・入居後に価値が下がる
新築住宅とは、新たに建設された住宅で、まだ人が居住したことがないものを指します。新築後1年未満でも人が入居すれば中古物件になるので、価格が下がります。
住宅の価値を維持したい方は、駅や都心へのアクセスが良好な立地など、価値が下がりにくい住宅を選びましょう。 - デメリット③・・・入居後の暮らしを想像できない場合がある
新築住宅を購入する際には、まだ建物が完成していない状態で契約するケースも少なくありません。図面や完成予想図で住宅の概要を確認してはいても、実際に建物を見ていないため、入居後の暮らしを想像できない場合があります。
日当たりや眺望、間取りの使い勝手など、想像するのは難しいですが、できる限りの状況を想定して検討を繰り返すことが大切です。 - デメリット④・・・希望の条件に合う住宅を探すのが難しい
理想とするエリアに新築住宅を購入するのは意外と難しいです。災害が少ない、駅に近い、眺望が良いなどの人気エリアの住宅は購入希望者が多く、抽選になり購入できない可能性もあります。
中古戸建(リノベーション済戸建)のメリット・デメリット
中古戸建(リノベーション済戸建)のメリットは?
- メリット①・・・新築よりも価格が安い
中古戸建(リノベーション済戸建)は、同エリア・同条件の新築住宅と比べると価格が安い傾向にあります。築年数にこだわらず、なるべく安い住宅を購入したい方にとっては大きなメリットとなります。 - メリット②・・・実際の住宅を確認できる
中古住宅なら、契約前に内見をして日当たりや間取り、設備の消耗状況などを確認できます。実際に住宅を見ると入居後の生活をイメージしやすくなり、住宅購入の失敗を減らすことができます。
とは言え、新築一戸建ても完成物件なら中古住宅と同じように内見して状況をご確認頂けます。 - メリット③・・・オプション工事等が不要
新築一戸建てならオプション工事になる【網戸・カーテンレール・TVアンテナ】等がリノベーション物件であれば大半の住宅が付いた状態での販売となっております。
中にはカーポートやバルコニー屋根等オプション工事だと高額になってしまうものも付属の場合が御座います。
中古戸建(リノベーション済戸建)のデメリットは?
- デメリット①・・・ランニングコストがかかる
中古住宅は購入費用が安いぶん修繕費などのランニングコストが発生するため、資金計画に入れておく必要があるでしょう。一戸建ての住宅は、築15年や築30年などのタイミングで大規模な修繕が必要となります。まず築15年ほどでキッチンやトイレなどの水回りや壁紙の張替えが必要となり、築30年ほどでフローリングや給排水管の取り換えをするのが一般的です。
リノベーション物件を購入する際はどこまでリフォームをした物件なのか把握したうえで購入した方がランニングコストを抑えることが出来ます。 - デメリット②・・・住宅ローン審査が通りにくい
中古住宅だからと言う訳では御座いませんが、実際住宅ローンの審査に通りにくい傾向にあります。中古住宅は築年数が上がるほど担保としての価値が下がるためです。事前に住宅ローンの仮審査を受けることをおすすめします。 - デメリット③・・・構造部分の確認が難しい
新築時の図面などの資料が残っていない場合、目に見えない部分の構造を把握するのは困難です。しかし、劣化などを把握するためには以下の部分を確認する必要があるでしょう。
・床下
・屋根裏
・柱および梁
・給排水設備
・基礎
・内壁
これらは、耐震性や雨漏りなどをチェックするための重要な箇所です。安心して中古住宅を購入したいのであれば、別途料金が発生しますが、建築の専門家が調査を請け負う「ホームインスペクション」を依頼し確認しましょう。 - デメリット④・・・税制上のメリットを受けられない
新築住宅に比べて中古住宅は税制上のメリットが小さくなります。例えば、多くの方が利用する住宅ローン控除は、新築住宅の場合、所得税が最大で年35万円控除されますが、中古住宅では最大で年21万円ですので大きな差があります。さらに、新築住宅の控除期間は13年であるのに対し、中古住宅は10年です(2023年5月現在)。
その他にも中古住宅は、新築住宅のような購入後3年間の固定資産税50%減免、登記の際の登録免許税軽減などの優遇措置を受けられません。
新築か中古のどちらを買うべき?
住宅を購入する際は、価格や設計の自由度、設備など、さまざまな検討ポイントがあります。何を重視するかによって新築・中古どちらを購入するかは異なりますが、それぞれに向いている方の特徴は以下のとおりです。
・耐久性を重視する方:新築
・購入時の諸費用を重視する方:新築、中古
・住宅ローン減税を重視する方:新築
・購入価格を重視する方:中古
・ランニングコストを重視する方:新築
長く住むことが前提であれば、耐久性が高くランニングコストが安い新築住宅がおすすめです。