10月1日始期の加入より火災保険料が値上げされます。
大手4社による火災保険料の値上げは直近5年間で4度目となります。
一番値上げが大きかったのが加入期間10年→5年に引き下げられたことによっての割引率の低下による保険料アップ。
次に大きいのが22年10月の保険料改定(11%~13%アップ)3番目が今回の保険料の値上げになると思われます。
購入前にハザードマップの確認を!!
今回保険料改定にあたり、水災保険の料率が全国一律(保険会社によっては県単位)だったものが地域ごとに変わります。
と言う事は、災害リスクの高い地域は保険料が高く、低い地域は保険料が低く(現状維持)になります。
弊社では、ご案内のタイミングから物件現地にてハザードマップをご確認頂きそれに応じた資金計画をご提案いたしておりますので大きく計画が変更になる事は御座いません。
どれぐらい保険料値上げされるの?
今回の改訂では災害リスクの高い地域なのか低い地域なのかによってかなり差が出てくるので明確なアップ率は申し上げ難いのですが大方9%~10%前後保険料が上がると思って貰っていいと思います。
物件購入のタイミングは?
保険料改定前に購入された方が当初5年に関しては保険料を節約出来ます。
一般的に住宅性能評価を取得した耐震等級3の建売住宅で下記条件にて加入する前提で考えると一番いいプランで約25万円前後となります。10%アップだと約25,000円アップになりますのでその分追加工事等に使える費用が減ってしまうと言う事です。
上記の事から建売ビルダーの中間決算も9月末ということから9月末までの引渡しを前提に購入する方がいいでしょう。
加入条件
・保障内容:火災、落雷、破裂、爆発・風災、雹災、雪災・水災・水濡れ・盗難・破損、汚損等・地震、噴火、津波
・加入年数:火災・地震保険共に5年(自動更新なし)
・建物価格:1,400万円(地震保険700万円)
・家財保険:500万円(地震250万円)
・特約保険:類焼保険:1億円・日常生活賠償:3億円・弁護士特約:300万円
では物件探しはいつからすればいいの?
物件の引渡しが9月末を前提に逆算していきますと
・内見:~8月初旬
・住宅ローンの事前審査:~8月初旬
・物件契約:8月20日前後
・住宅ローン本審査:8月末~9月初旬
・立会い(傷のチェック・境界確認・オプション工事打合せ等):9月10日前後
・住民票の移動:9月20日前後(本審査承認後金消契約までに)
・金消契約(住宅ローンの借入契約):9月20日前後
・お引渡し:9月末
が一般的なスケジュールとなります。
売主の中間決算や保険料改定等の影響で駆け込み需要も考えられますので早めの行動を心掛けた方が良いと思います。