この度SUUMOより埼玉県38駅価格マップが公開されました。
そこで、さいたま市周辺(上尾・川越・蓮田含む)の駅にスポットを当てて新築マンション(以下マンション)と新築一戸建て(以下戸建て)を比較してまいります。
月額のコストを比較
駅 | マンション価格 | 戸建て価格 | マンション月額 | 戸建て月額 | |
大宮 | 7,010万円 | 6,139万円 | 206,448円 | 154,524円 | |
北大宮 | 5,069万円 | 4,435万円 | 157,591円 | 111,632円 | |
大宮公園 | 4,319万円 | 5,489万円 | 138,713円 | 138,163円 | |
さいたま新都心 | 5,964万円 | 6,139万円 | 180,119円 | 154,524円 | |
与野 | 5,098万円 | 5,880万円 | 158,321円 | 148,004円 | |
浦和 | 7,526万円 | 6,235万円 | 219,436円 | 156,940円 | |
南浦和 | 5,373万円 | 5,439万円 | 165,243円 | 136,904円 | |
武蔵浦和 | 7,141万円 | 5,635万円 | 209,745円 | 141,838円 | |
中浦和 | 4,636万円 | 5,830万円 | 146,692円 | 146,746円 | |
西大宮 | 3,267万円 | 4,485万円 | 112,233円 | 112,891円 | |
上尾 | 4,478万円 | 4,540万円 | 142,715円 | 114,275円 | |
川越 | 6,335万円 | 4,830万円 | 189,457円 | 121,575円 | |
蓮田 | 3,966万円 | 4,039万円 | 129,827円 | 101,665円 |
※比較条件
新築マンション:70㎡換算平均価格と駅からの平均徒歩分数は不動産総合研究所のデータを基にSUUMO編集部が集計。集計対象2021年4月~2023年3月に分譲された物件
新築一戸建て:2023年10月1日時点での駅徒歩15分圏内の新築一戸建てとしてレインズ掲載の最低価格+最高価格÷2にて平均価格を算出
月額費用はマンションの維持費(管理費・修繕積立金・駐車場1台)を30,000円/月として元利均等方式・変動金利・年利0.32%・借入期間35年として比較
中浦和駅と西大宮駅においてはマンションの僅差で勝利ですが、西大宮駅周辺の戸建てについては駐車場が2台の物件が大半を占める事から、駐車2台を検討される場合は戸建ての方がコストが低いと考えられます。
マンションと戸建てと結局どっちがいいの?
月額コストの面においては戸建てがやはり有利だと思います。
戸建ての場合「修繕が・・・」「防犯面が・・・」と仰る方がお見えなのも事実です。
ただ、外装の修繕はマンションの場合、積立金を積み立てているのでよほどの材料高騰や人件費の高騰が無ければ問題御座いませんが、購入時に一時金約50~60万円前後を徴収されるため諸経費が高くなる傾向にあります。
ここでマンション購入時に注意すべき事が。
計画修繕積立金が当初はかなり安く設定されており、5年・10年毎に倍の価格に上がっていく事を前提で修繕計画を立てている物件が御座います。
購入検討時は修繕計画書および修繕費の計画書を見るように心がけてください。
戸建ての場合、10年~15年で外装・屋根塗装100万円と仮定しても月5,000円~7,000円程度貯蓄で賄えます。
室内の設備については修繕積立金での補修は受けられませんので条件は同じとなります。
防犯面においてはマンションの方が圧倒的に有利ですが、ローン完済後も管理費や修繕積立金が必要なことも事実ですので、物価が上がって来ている昨今では年金生活になった際、かなり重荷になると思われます。
結論
防犯面を最重視する場合はローン完済後の支払いを許容できるのであればマンション
防犯面でマンションよりも劣るが月額コストを重視する・同じコストを支払うなら立地条件の良い場所で購入したいなら戸建ての購入をお勧めいたします。