
目次
- 「注文住宅」と「建売住宅」の違いは?
- 建売を買うのがいいのか?注文住宅を建てるのがいいのか?
- 1:コスト面の安さは?・・・建売住宅の勝利!!
- 2:入居までの期間は?・・・建売住宅の勝利!!
- 3:価格の解りやすさは?・・・建売住宅の勝利!!
- 4:間取りや設備の自由度は?・・・注文住宅の勝利!!
- 5:内装や外装のデザインは?・・・注文住宅の勝利!!
- 6:将来のリフォームに備えやすいのは?・・・引き分け!!
- 7:仕上がりや各広さをイメージしやすいのは?・・・建売住宅の勝利!!
- 8:断熱性能や気密性は?・・・注文住宅の勝利!!
- 9:保証・アフターサービスが充実しているのは?・・・引き分け!!
- 注文住宅がいいのはわかるけど予算が・・・
- ベストな住宅購入方法は?
- 物件選びはお任せください
「注文住宅」と「建売住宅」の違いは?
解りやすく言えば「土地を買って家を建てる」か「土地付き建物を買う」かの違いです。

建売を買うのがいいのか?注文住宅を建てるのがいいのか?
1:コスト面の安さは?・・・建売住宅の勝利!!
一般的に建売住宅は建物の価格に割安感があるというイメージです。建売住宅の場合の多くは、部材を規格化することなどで大量発注することでコストを抑えている為、価格を抑えられております。
また土地の仕入れノウハウも豊富ですので、相場よりも安く仕入れられていることも特徴です。
2:入居までの期間は?・・・建売住宅の勝利!!
これは、皆様お判りになるかと思います。建売住宅の場合は建物が完成されていることが大半ですから現金一括で購入される場合は、極端な話当日から入居可能。
住宅ローンで購入される場合でも一般的には3週間~1か月でお引き渡しとなりますので、その翌日からは入居可能となります。
注文住宅の場合は土地の契約~お引き渡しまで一般的には1か月、それから建築となりますので最短でも土地契約から半年程度はかかると思います。
3:価格の解りやすさは?・・・建売住宅の勝利!!
建売住宅の販売価格には
土地・建物・住宅設備機器・付帯設備(上下水道の引込み費用や分担金など)・基本的な外構工事(ブロック・フェンス・駐車場の土間など)・地盤改良費(地盤改良工事を実施している場合)の代金が含まれております。
不動産会社にもよりますが、基本的なオプション工事費も把握しているはずですからご要望のオプション工事の概算費用は内見時にその場でお伝えできるはずです。(できない不動産会社から購入するのは・・・販売経験が少ないことの証明にもなりますから何かあった時の対応に不備がある可能性がありますのでお勧めしません)
一方注文住宅の場合、規格住宅であれば建物価格に変動は少ないですが、一般的なイメージの注文住宅の場合、間取りや設備機器の大きさやグレード、地盤改良の有無や購入される土地の上下水道の引込み状況等によって大きな差が出てくる可能性があり、打ち合わせの進行に合わせ追加費用が発生する可能性がございます。
4:間取りや設備の自由度は?・・・注文住宅の勝利!!
これは、当然注文住宅の勝利です。間取りや設備のグレードをご要望に応じて一から作成するのですから建売住宅が注文住宅にかなう筈がありません。
5:内装や外装のデザインは?・・・注文住宅の勝利!!
これも間取りや設備同様当然注文住宅の勝利です。内外装デザインをご要望に応じて一から打ち合わせをするのですから建売住宅が注文住宅にかなう筈がありません。
6:将来のリフォームに備えやすいのは?・・・引き分け!!
厳密にいうと、注文住宅を建築する際に在来工法で将来を見越して設計を行っているのであれば注文住宅の勝利となりますが注文住宅でも2×4(6)工法やRC工法の様に壁を取る事が出来ない工法もございます。また、注文住宅で建築する方の大半は将来を見据えて間取りを考えている方はごく少数です。
最近の建売住宅では、スケルトンインフィル工法(出典:国土交通省)の様に内壁の大半を取り除くことができる工法を採用している会社もあります。
7:仕上がりや各広さをイメージしやすいのは?・・・建売住宅の勝利!!
建売住宅は完成している事がほとんどですから、広さや仕上がりは内見時に確認できますが注文住宅の場合は、近いイメージのモデルハウスや施工実例、立体模型やパソコンで完成時をシミュレーションする形となります。
最近は下の動画の様に体験型のショールームを用意しているハウスメーカーもございます。
8:断熱性能や気密性は?・・・注文住宅の勝利!!
ひと昔前と違って建売住宅も断熱性能や気密性は格段に向上いたしましたが、まだまだ注文住宅には敵いません。建売住宅の一部ではZEH水準・長期優良住宅の取得を行っており補助金の対象となっておりますが、大手注文住宅メーカーはその上の基準を満たしております。(GX補助金の対象となっております。)
9:保証・アフターサービスが充実しているのは?・・・引き分け!!
平成12年に施行された「住宅品確法(品確法)」により、すべての新築住宅には構造上主要な部分(柱や基礎など)と雨水の侵入部分(屋根など)などの基本構造部分について10年間の瑕疵(かし) 担保責任が義務づけられました。ですので、基本的な部分に関しては建売住宅・注文住宅ともに差はございません。一部注文住宅のハウスメーカーによってはこの部分を20年、設備機器を10年の保証を謳っているハウスメーカーもございます。
注文住宅がいいのはわかるけど予算が・・・

確かに土地・建物代金を考えると同じエリアであれば建売住宅のほうが予算的には圧倒的に安価で購入可能です。
例えば、さいたま市大宮区で
大宮駅徒歩20分・土地約34坪・建物約30坪で2025年5月現在の建売住宅の相場が約6,000万円前後です。
弊社が提携している株式会社アイ工務店様での過去の土地取引のお客様の総額が同じ土地・建物面積6,000万円で考えますと土地価格が2,700万円~3,000万円程度のエリアとなります。
でも少し考えてみてください。
電車通勤される方であれば駅までの時間が10分短く、大宮駅まで電車で10分であれば通勤時間は実は変わらないのです。駅で言えば「蓮田駅」「上尾駅」プラス5分を許容できれば「白岡駅」「桶川駅」になります。このエリアであれば建売住宅と同じ予算内で注文住宅を建てることも可能になってくる可能性が高くなります。
しかも大宮区とその他エリアでは土地の評価額が圧倒的に違ってくるので、毎年支払う固定資産税の額も当然大宮区の方が高額となり、先に述べた通り注文住宅の方が断熱性能や気密性は高いですから毎月の光熱費も変わってまいります。
ベストな住宅購入方法は?
筆者がお客様に毎回お話するのは
・エリア(学区や駅・通勤時間など)
・広さ(土地の大きさだけではなく間取り(部屋数)や駐車場の台数)
・お金(月々の支払額や総予算)
の中で、どの部分のウェイトを高くするのか?どの部分だと少し妥協できるのか?を明確にして物件探しをしないと全ての条件を満たす物件を探す事になり無駄な時間だけを消費する可能性が高くなります。とお話しております。
解りやすく説明すると
エリアと広さが妥協できないのであれば、お金は極論ですが青天井で考えないと納得する物件は購入できないでしょうし、注文住宅でお金を抑えてとなればエリアと広さは妥協しなければ購入できないでしょう。
また学区内で一戸建てを検討しているが、マンションが多く立ち並ぶ学区であれば広さやお金を妥協する必要があるかもしれません。
100%要望の叶う物件に出会える方も確かにおられますが・・・残念ながらごく少数です。
不動産業界に携わって20年以上、合計1,000組以上の住宅・土地の取引を行ってきた筆者の経験では80%要望を満たしていれば大正解では無いかと思います。
というのも、購入後に物(家具家電など)は増える・生活環境は変化する(お子様の入学・卒業や出産・転職・両親との同居など)近隣環境の変化(商業施設の開店や閉店・マンションアパート等の新築など)必ず変化は訪れます。それを見越して購入することは不可能なのです。
筆者のお客様で、引き渡しと同時にご両親と同居、お子様がおられないお客様で物件を購入していただいたお客様でしたが、将来はお子様1人を考えているとのことでエリアとお金に重点を置いて3LDKの物件を選ばれたのですが・・・数年後にご出産されたのは男女の双子でした。
少しエリアを妥協(このお客様の場合、駅までの距離をあと5分妥協できれば)すれば同じ予算で4LDKの物件も購入出来ましたし、ご提案もしておりました。そちらの物件を選択できていれば将来部屋数が足りないといった理由で売却の検討をする必要がなかった可能性もあります。
物件選びはお任せください
近年建売住宅の成約数は減少傾向にあり、弊社ではハウスメーカーとの提携により土地のお取引(ご契約)が月平均6件程度とかなり多くなって来ております。創業3年で建売住宅の販売約130棟での実績を基に、各ビルダー様と太いパイプを構築してまいりました。
この各関係性を基に未公開物件情報や提携特典など多数ご用意しております。
不動産購入に関するご質問は下記フォーム。公式LINEよりお気軽にお申し付けください。
