目次
さいたま市の基礎データ
平成13年5月1日に旧浦和市・大宮市・与野市が合併し、埼玉県初の百万都市として誕生した「さいたま市」。平成15年4月1日には全国で13番目の政令指定都市に移行、また、平成17年4月1日には岩槻市と合併し、関東を代表する都市に成長しています。このページでは、そんな「さいたま市」がどんなところかをわかるように基礎データをまとめました。
位置
さいたま市は関東平野のほぼ中央部に位置し、東京から20~40km圏域にあり、荒川、綾瀬川など数本の河川に沿った低地と台地に区分されています。東は春日部市、西は川越市、南は川口市、北は上尾市などに接しており、見沼田圃や荒川河川敷など緑豊かな自然にも恵まれています。
人口・面積
市域は、東西、南北ともに約20kmの広がりをもち、面積は217.43km²。令和5年8月1日現在の人口、世帯総数は下図の通りです。
区ごとの特徴
さいたま市大宮区の特徴
さいたま市大宮区は、さいたま市誕生以前は独立した大宮市でした。そのため、ほかの行政区と比べて人口も多く、住環境も充実しています。浦和と同じく大宮も住みたい街ランキングの上位常連でもあります。
大宮駅周辺はさいたま市内No.1の商業エリアで、ショッピング施設が充実しています。駅構内にある「エキュート大宮」をはじめ、「ルミネ大宮」、「大宮タカシマヤ」、「大宮アルシェ」、「大宮マルイ」、「そごう大宮店」など、それぞれ特徴のあるショッピング施設がそろっているので、若い世代からシニア世代まであらゆる年代がショッピングを楽しめます。
大宮駅周辺は埼玉県内でも屈指の繁華街で賑わっているものの、駅から2、3キロも離れれば畑が見られるのどかな風景や閑静な住宅街が広がっています。
大宮区は「アルディージャ大宮」のホームタウンとしても知られており、地元サッカーチームの応援も楽しめます。
大宮公園や氷川神社など、緑豊かな自然を楽しめるスポットも多数あります。幼稚園・保育園の数も多く待機児童数も少ないため、子育てもしやすい街です。また、さまざまな学校があり、なかでも「埼玉県立大宮高等学校」が浦和高校と同様に「埼玉県公立男子校四天王」として知られています。毎年多くの有名大学に進学者を輩出する名門校です。
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さいたま市浦和区の特徴
浦和はもともと「浦和市」として独立した市であった経緯もあり、あらゆる面で充実しています。さいたま市内のなかでも公的機関が立地する中心エリアでもあり、区内には埼玉県庁、さいたま市役所、さいたま地方裁判所などがございます。
ショッピング施設も充実しており、浦和駅構内に立地する「アトレ浦和」をはじめ、「浦和パルコ」や「浦和コルソ」、「伊勢丹浦和店」など、ショッピング施設には事欠きません。
サッカーの街としても有名です。区内には、JリーグのJ1リーグに属する「浦和レッドダイヤモンズ」、通称「浦和レッズ」があります。区内に住むサッカー好きな人であれば、日常的に浦和レッズの試合観戦・応援を楽しめます。
また、教育が充実している文教地区としても知られています。埼玉県内では知らない人のいない「埼玉公立男子高校四天王」のなかでも、トップ校として知られている「埼玉県立浦和高等学校」があります。浦和高校は例年東大合格者を2桁人輩出しており、全国でも有数の進学校です。公立小学校のレベルが高いことも有名で、浦和区内の小学校に通わせるためにわざわざ引っ越してくる人もおられるほどです。
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さいたま市中央区の特徴
さいたま市中央区は、もともと埼玉県与野市だったエリアであるため、さいたま市内でも有数の人口を誇ります。「与野」という地名が多くのエリアで残っています。
与野駅の近くにはスーパーやコンビニなど、基本的なショッピング施設が充実しており、中央区内のショッピングセンターとしては、イオンモール与野もあります。しかし、浦和駅や大宮駅などさいたま市内のほかの中心エリアと比べると、やや少なめな印象を受けます。
ショッピング施設などがない分、街には「落ち着いた住宅街」という雰囲気が漂っています。治安もいいエリアなので、ファミリー層が住むにはぴったりのエリアです。
与野駅は京浜東北線の駅なので、東京都内の中心エリアへのアクセスも抜群です。ほかにも区内には埼京線の南与野駅、与野本町駅、北与野駅があります。埼京線も都内へのアクセスはいいですが、通勤・通学の時間帯には非常に混雑することで知られています。
国内でも屈指の動員力を誇る「さいたまスーパーアリーナ」では、アーティストのコンサートや、バスケットボールの試合など、一年を通してさまざまなイベントが開催されています。
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さいたま市南区の特徴
さいたま市南区は、その名の通りさいたま市の最南端に位置し、さいたま市では東京に最も近いエリアです。区内には京浜東北線・武蔵野線が通る南浦和駅、埼京線・武蔵野線が通る武蔵浦和駅、埼京線が通る中浦和駅があります。渋谷駅や池袋駅に乗り換えなしで行ける埼京線の武蔵浦和駅は、埼京線の始発電車がある駅でもあり、快速電車も止まります。埼京線の通勤・通学時に混雑することで有名な埼京線であっても、始発や快速に乗ればその苦労を避けられます。
武蔵浦和駅は東京へのアクセスが良好です。周辺は高層マンション街になっており、居住者には東京で働く会社員の方なども多いです。
武蔵浦和駅近くにショッピング施設も集中しており、「武蔵浦和マーレ」をはじめ、マルエツや成城石井などが御座います。
白幡緑道や北浦和公園など、自然あふれる公共施設もあり、子育て中のファミリー層に便利です。武蔵浦和駅の前を含め治安も悪くありません。
高層マンション街であることもあり武蔵浦和駅周辺の家庭は教育に熱心なことで有名で、その需要に応えるためか武蔵浦和駅前には「塾銀座・予備校銀座」などと称されるほどに塾・予備校が乱立しているほどです。
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さいたま市西区の特徴
さいたま市西区は、市内の北西部にあたる地域です。JR川越線西大宮駅や指扇駅が通っています。川越線は池袋、新宿、渋谷などへ乗り換えなしでアクセス可能です。区内にはバス網も整備されており、大宮駅や上尾駅まで直通運転も実施されております。川や沼、公園など緑や水に恵まれた自然あふれるエリアで、移動には主に自家用車が用いられています。戸建て持ち家が多いエリアです。
マルエツなどのスーパーやコンビニがあるのはもちろんのこと、イオンやニトリ、カインズなど、大型ショッピング施設も充実しています。最新のファッションや雑貨などが購入できる施設は少ないものの、ファミリー層が日常生活を送るには十分なショッピング環境です。
区内の有名スポットとしては、「さいたま清河寺温泉」があります。日帰りの温泉施設で区民に人気の施設です。また、「大宮アルディージャ」のクラブハウスもあり、サッカー好きにはたまりません。
繁華街や歓楽街がない分、西区の治安は非常によく、子育てには好都合です。教育面でも、公立の小中学校が充実しているほか、私立の中高一貫校である「埼玉栄中学校・高校」が有名です。
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さいたま市北区の特徴
さいたま市北区は、「北区」という名称の通りさいたま市の北部に位置します。人口は15万人以上と、さいたま市内でもそれなりの規模を誇る行政区です。
宇都宮線の土呂駅、高崎線の宮原駅、川越線の日進駅が区内を通っており、東京都内だけでなく、栃木県や群馬県など近隣県へのアクセスも整っております。
スーパーやコンビニなども充実しており、日常生活においては買い物に困りません。また、「イオン大宮店」や「ステラタウン大宮」など大型のショッピングセンターもあるので、家電や洋服、雑貨なども遠出せずとも購入可能です。
自然の多い土地で、鴨川や芝川などの川や、「土呂自然の森」などの緑が楽しめる場所があり、子育て世帯におすすめなスポットが豊富です。一人暮らしでも、騒々しい地域よりも静かで緑と触れ合いながら暮らしたい方にはおすすめです。夏になると例年、大和田公園を会場として花火大会が開催され、夏の風物詩を楽しめます。
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さいたま市見沼区の特徴
さいたま市見沼区は、人口が16万人以上おり、さいたま市のなかでも屈指の人口を誇ります。区内には宇都宮線の東大宮駅、東武野田線(アーバンパークライン)の大和田駅、七里駅が通っています。宇都宮線を使えば上野駅、東京駅まで乗り換えなしでアクセス可能です。
コンビニやスーパーなど基本的なショッピング施設は区内にあるほか、埼玉県の商業の中心地である大宮駅までのアクセスがいいため、大宮駅近くでショッピングも可能です。
見沼区は大宮駅からすぐ近くという位置関係でありながら、自然を楽しめる場所がたくさんあります。見沼区の南部には「見沼田んぼ」と呼ばれる田園風景が広がっており、埼玉県の方針により保護されています。野菜を栽培する畑や、四季折々の花木の移り変わりなども鑑賞できるエリアです。
見沼区は日本大学法学部や芝浦工業大学大宮キャンパスなどもあり、学生が多い街でもあります。公立の小中学校や学習塾なども充実しています。
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さいたま市桜区の特徴
さいたま市桜区は、西側に荒川が流れ、広大な河川敷が広がっています。河川敷の近くには埼玉県のなかでも屈指の広さを誇る秋ヶ瀬公園があります。公園内では、テニスコートやサッカー場でスポーツを楽しんだり、家族や友人たちとバーベキューも楽しめます。ほかにも荒川総合運動公園や千貫樋水郷公園など、緑豊かな自然とスポーツの両方を楽しめる公共施設が多数あります。
桜区には武蔵野線の西浦和駅や、埼京線の中浦和駅があります。武蔵野線は埼玉県と千葉県を通っており、埼玉県内や千葉県への移動に便利です。埼京線は池袋駅、新宿駅、渋谷駅まで乗り換えなしで行けます。
ヨークマートやマミーマート、マルエツなどのスーパーのほか、様々なショッピング施設があり、日常生活における買い物には困りません。埼京線で大宮駅まで出ればルミネなどの最新の衣料品や雑貨が買える施設もあります。
桜区は国内でも有数の偏差値を誇る名門大学、埼玉大学が立地していることでも有名です。埼玉大学の周辺の飲食店では学生たちの姿がよく見られます。大学だけでなく、公立の小中学校も充実しています。
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さいたま市緑区の特徴
さいたま市緑区はさいたま市南東部に位置する行政区です。武蔵野線の東浦和駅、埼玉高速鉄道の浦和美園駅があります。東浦和駅から武蔵野線で武蔵浦和駅まで行けば、乗り換えて埼京線で池袋駅や渋谷駅まですぐにアクセス可能です。
さいたま市緑区には2002年のFIFAワールドカップの際に建設された「埼玉スタジアム2002」があり、浦和レッズのホームスタジアムとして知られています。
イオンモール浦和美園店や、クイズゲート浦和などのショッピングモールや、スーパー、コンビニなど、あらゆる需要に応えるショッピング施設があり、買い物には不自由しません。
区内には公立の小中学校はもちろんのこと、「青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校・中学校・高校」や慶應義塾大学薬学部の浦和共立キャンパスなど、ハイレベルな学校が複数立地しています。学習塾や予備校なども、学校の多さのためか充実しています。
緑豊かな土地でもあり、また順天堂大学医学部附属の総合病院の建設も予定されています。
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さいたま市岩槻区の特徴
さいたま市岩槻区は、さいたま市に10ある行政区のなかでも、最大面積を誇る行政区です。さいたま市の東部に該当し、岩槻駅の周辺が市街地となっています。また、南部には「みそのウイングシティ」と呼ばれる土地区画整理事業エリアが広がっており、商業施設も多いです。
岩槻区内には東武野田線(アーバンパークライン)の岩槻駅、東岩槻駅があります。直接東京都内には出れないため、東武野田線で大宮駅、あるいは春日部駅などへ行き乗り換えが必要です。大宮駅、春日部駅とも4、5駅の距離なので、そこまで時間がかかるわけでもありません。さいたま市コミュニティバス、岩槻区コミュニティバスもあるので、バスでの移動も可能です。
国の伝統的工芸品に指定されている「岩槻人形」が有名で、古くから人形の街として知られています。「人形博物館」では街や人形の歴史を楽しめます。桜の名所として有名な岩槻城址公園もあります。
ショッピング施設には南部の浦和美園近くの「ウニクス浦和美園」があります。マミーマートやマルエツ、ベルクスなどのスーパーもあるので日常の買い物は問題ありません。
公立の小中学校が複数あり、教育環境も充実しています。ほかにも目白大学や「開智中学・高等学校」などの学校があります。
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以上10区の特徴をまとめてみました。さいたま市には例年「住みたい街ランキング」で上位にランクインする浦和や大宮、さいたま新都心エリアが含まれており、全体としても住みやすい街です。
都心に出やすい上に、市内でもショッピング施設は充実しており、ちょっと郊外に出れば豊かな自然を楽しめることもあり、ファミリー層に人気のエリアです。