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太陽光発電付建売の落とし穴・・・
売電や自家消費が出来るからいいのでは?
発電した電気は、概ね平均的なご家庭では、約35%が自家消費、約65%が売電に回ると言われています。 3,842kWh × 16円(2024年売電単価)=61,472円(年間)となり、月平均では約5,122円の売電収入になります。
ここから逆算すると、自家消費が月平均2,758円となり、売電収入と合わせると月平均7,880円となります。2024/10/12
ポイントとなるのは、物件価格に太陽光の金額が含まれているのか?リース契約なのか?
物件価格に太陽光の金額が含まれているのであれば、太陽光の金額がいくらなのかが重要です。
仮に150万円とした場合、150万円を変動金利0.4%・35年元利均等返済で借入をした場合、月々3,827円の支払い増となります。これであればメンテナンス代を考えても元が取れるのでは?と思いますが、最近よくある太陽光付建売の概要欄では10年間のリース契約月額9,600円前後と書かれていることが御座います。
この場合10年間毎月1,720円(10年総額206,400円)の赤字になることが予想されます。
営業マンによって内容を熟知していないことも・・・
非常に残念な話ですが・・・これらの内容を熟知していない営業マンがいるようです。
お客様の生活に密接している生活費に関して無責任な営業マンは多数おります。
「物件を売っておしまい」・「契約時に売主が説明するから問題ないだろう」といった感じです。
大工さんや職人さん金融関係にお勤めの方ならいざ知らず、購入される方の大半はお家(建物)の事やお金のことを熟知していない方が大半です。
当然太陽光パネルやパワーコンディショナーはノーメンテでは維持できませんし、リサイクルも義務化されます。
パワーコンディショナーに関しては故障すると1台あたり修理には数万円、交換には20万円~30万円、売電メーターは設置から10年ごとの交換が計量法によって定められています。交換費用は1万円~2万円となります。(電力会社によっては無料で交換に対応してくれるところもあります。)
新築住宅などで太陽光パネルが屋根と一体型であれば、住宅の機能を高める設備と考えられるため、住宅の一部として固定資産税が課税されます。
こちらのコラムでもお伝えいたしましたが、自分に合った物件を選ぶのが大前提です。
その為にも、営業マン選びも重要となります。
太陽光はデメリットだらけなの?
ここまでは、デメリットの話ばかり書きましたのでそう思われる方も多いと思います。
メリットも下記の通り御座います。
メリット①:災害時にも電気が使える。停電などの非常事態にも電気が使用できます。
メリット②:断熱効果。太陽光パネルが直射日光を受けることで、屋根に伝わる熱を抑え、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
メリット③:環境にやさしい。CO₂を発生させないため、地球温暖化防止や将来のエネルギー不足問題の解決に役立ちます。
より良い家探しのお手伝いを致します!
弊社は、少数・低コストで運営しており契約ノルマは御座いません。
よって無理な契約は一切行っておらず、お客様が納得して購入いただく事を前提に営業しております。
不動産購入には様々なメリット・デメリットが御座いますが、極力お客様がご理解頂きご納得いただけるようご説明いたしております。
まとめ
建売標準採用の太陽光発電は注意が必要。
・買い切りなのか?リースなのか?
・リースの場合は月額費用はいくらで発電量(自家利用額・売電額)はいくらなのか?を計算しないと毎月赤字となる。
・維持にもコストがかかる
・メリット・デメリットを把握し物件選びを行うべき。
営業マン選びが非常に重要
・納得いく説明が出来るか?
・購入後も相談にのってくれそうか?
・売主任せにしていないか?
一生一回の買い物といわれる不動産購入。納得のいく物件探しのお手伝いを致します!