国土交通省が行った「令和5年度住宅市場動向調査*」の結果が発表されました。
今回新たに追加された項目など、調査結果のポイントをお届けします。
①住宅選択にあたり希望順位が最も高かった住宅の種類
注文住宅、分譲戸建住宅、分譲集合住宅、既存戸建住宅、既存集合住宅の全ての住宅取得世帯において、希望通りの種類の住宅を取得している世帯が最も多くなっています。
また、分譲戸建住宅取得世帯では、希望通りの世帯が58.0%のほか、注文住宅を希望していた世帯も30.0%いました。
②住宅選択にあたり妥協したもの
全ての住宅で「価格・家賃(予定より高くなった)」という回答が最多。
次いで注文住宅、分譲戸建住宅、分譲集合住宅、民間賃貸住宅では「住宅の広さ」、既存戸建住宅では「交通の利便性」、既存集合住宅では「間取り、部屋数」が挙げられました。
③各住宅取得世帯に占める子育て世帯の割合
各住宅取得世帯に占める子育て世帯の割合を比較すると、分譲戸建住宅取得世帯が66.7%と最も多く、注文住宅取得世帯が54.6%、既存戸建住宅取得世帯が43.8%と続きます。
④住宅取得等の過程におけるインターネット活用状況
全ての住宅で最もインターネットが活用されているのは「情報収集」となっており、「オンラインでの住宅ローン審査」「オンラインでの重要事項説明」「電子署名等を活用した電子契約」等は前年度調査から回答が増加しています。
※国土交通省ホームページへリンクします。
* 調査対象:令和4年度中に住み替え・建て替え・リフォームを行った世帯
調査内容:住み替え・建て替え前後の住宅、世帯の状況、住宅取得等の資金調達の状況等